絞り羽根と光芒の関係

つい最近、新しいレンズが手元にやってきました。

それは、HD DFA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRです。

軽いし、キレイに撮れるし、とても使い勝手のよいレンズで満足しているのですが。。

そういえば夜に撮ってないよな・・・

 

と言う訳で撮ってみた


おぉ、光芒がこんなに・・・

そっか、そうだったのか。。

このレンズの絞り羽根って奇数だったのか。。

絞り羽根が偶数だとこんな感じになります。

光の部分を拡大してみると

こちらが奇数

こちらが偶数

電灯から伸びる光の線の出方が違うのが判ると思います。

これは絞り羽根の枚数・・・というよりは偶数/奇数で変わります。

奇数と偶数の差とは

左が偶数(絵では6枚)、右が奇数(絵では5枚)の絞り羽根を想定

レンズ内に強い光が入ると絞り羽根が重なるところに光の筋が入ります。

そして回折現象もおこり反対側にも小さい光の筋が入ります。

絞り羽根が偶数の場合は反対側と重なるので絞り羽根と同じ数の光の筋になりますが、

奇数の場合だと2倍の光の筋になるのが判ると思います。

光芒を出す撮り方とは

絞りをできるだけ絞って撮ると光芒がでます。

F1.4(絞り開放)だと光芒は出てませんね。。

F1.4(絞り開放)のイメージ

F8.0まで絞ると光芒が出てます。

F8.0のイメージ

F22まで絞るとさらに光芒がはっきりしてます。

F22のイメージ

ここまで来ると気になるので調べてみました。

PENTAX純正レンズの絞り羽根枚数一覧
レンズ名 種類 対応フォーマット 絞り羽根
枚数
DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF] 広角 APS-C 6枚
DA 12-24mmF4ED AL[IF] 広角 APS-C 8枚
DA 14mmF2.8ED[IF] 広角 APS-C 6枚
D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR 広角 35mm Full Frame
APS-C
9枚
DA 15mmF4ED AL Limited 広角 APS-C 7枚
DA 21mmF3.2AL Limited 広角 APS-C 7枚
FA 31mmF1.8AL Limited 広角 35mm Full Frame
APS-C
9枚
FA 35mmF2AL 広角 35mm Full Frame
APS-C
6枚
レンズ名 種類 対応フォーマット 絞り羽根
枚数
DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM 標準 APS-C 9枚
DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR 標準 APS-C 7枚
DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 標準 APS-C 7枚
DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR 標準 APS-C 6枚
DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR 標準 APS-C 7枚
DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 標準 APS-C 7枚
DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR 標準 APS-C 9枚
D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR 標準 35mm Full Frame
APS-C
9枚
D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR 標準 35mm Full Frame
APS-C
9枚
DA 35mmF2.4AL 標準 APS-C 6枚
DA 40mmF2.8 XS 標準 APS-C 9枚
DA 40mmF2.8 Limited 標準 APS-C 9枚
FA 43mmF1.9 Limited 標準 35mm Full Frame
APS-C
8枚
D FA★ 50mmF1.4 SDM AW 標準 35mm Full Frame
APS-C
9枚
FA 50mmF1.4 標準 35mm Full Frame
APS-C
8枚
レンズ名 種類 対応フォーマット 絞り羽根
枚数
DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM 望遠 APS-C 7枚
DA★50-135mm F2.8ED[IF] SDM 望遠 APS-C 9枚
DA 50-200mmF4-5.6ED WR 望遠 APS-C 6枚
DA 55-300mmF4-5.8ED WR 望遠 APS-C 6枚
DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 望遠 APS-C 9枚
DA★60-250mmF4ED[IF] SDM 望遠 APS-C 9枚
D FA★70-200mm F2.8ED DC AW 望遠 35mm Full Frame
APS-C
9枚
D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW 望遠 35mm Full Frame
APS-C
9枚
DA 50mmF1.8 望遠 APS-C 7枚
DA★55mmF1.4 SDM 望遠 APS-C 9枚
DA 70mmF2.4 Limited 望遠 APS-C 9枚
FA 77mmF1.8 Limited 望遠 35mm Full Frame
APS-C
9枚
DA★200mmF2.8ED[IF] SDM 望遠 APS-C 9枚
DA★300mmF4ED[IF] SDM 望遠 APS-C 9枚
DA 560mmF5.6ED AW 望遠 APS-C 9枚
レンズ名 種類 対応フォーマット 絞り羽根
枚数
DA 35mmF2.8 Macro Limited マクロ APS-C 9枚
D FA MACRO 50mmF2.8 マクロ 35mm Full Frame
APS-C
8枚
D FA MACRO 100mmF2.8 WR マクロ 35mm Full Frame
APS-C
8枚

あとこのレンズは廃盤になってますが、
DA 16-45mmF4ED ALの絞り羽根は8枚です。(表には無い、しばてんが持ってるレンズ)

脱線しますが、この表はPENTAXのHPより抜粋して作りましたが、種類の所は少し混乱するかも。

FA 50mmF1.4が標準レンズ。
DA 50mmF1.8が望遠レンズ。
となっているんですね。

これは

FAシリーズは35mm Full Frame、APS-Cどちらにも使えるレンズ

DAシリーズはAPS-C用のレンズ。

という風に分かれているのですが、

PENTAXの場合、APS-Cは35mm Full Frame換算で1.5倍になるので

DA 50mmF1.8は35mm Full Frame換算だと75mmになるので望遠に入ってるはずです。

光芒が気になって調べ始めましたが・・・

某価格比較サイトでも絞り羽根の枚数で検索はできないですね。。。

被写体にもよりますが、結構気になるポイントだと思うのですけどね。

絞り羽根の形状によってボケの形も変わってくるようです。

レンズの特徴で円形絞りなんて書いてあるのがそうです。