USB TYPE-C to A変換アダプタに注意

2023年6月5日

無くてはならないほど、流通しているUSBですが、

差し込み方法(プラグ)は色々ありますよね。

USBは大きい分類としてAタイプ・Bタイプ・Cタイプありますが、

今の主流はAタイプとCタイプでしょう。

名前から想像できる通り、A → B → Cと進化してきました。

USBは進化の過程で過去を切り捨てることなく下位互換を維持しています。

なので、物理的に刺されば多少なり制約はあれど使えないことは無いはずです。

よほどマニアックな仕様でない限りは・・ですけどね。

そして、このプラグタイプを変換するにあたっての規定があります。

ざっくりとですが、USB変換の規定としては

USB TYPE-A → C
USB TYPE-B(microUSB) → C
この二つは問題ないです。

これ以外の変換は規定外です。

microUSBはType-BのことなのでmicroUSB → C もOKということです。

下位互換を考えて作られているので、より新しいタイプへ変換するのはOKってことです。

ところが巷には規定外のUSB変換アダプタが普通にあります

何と100均でも売っています。

それがUSB TYPE-C to A変換アダプタ(規定外)です。



▲ これを使えばUSB TYPE-C を TYPE-Aに変換できます。

これの何がいけないのか、これを使うとこんなことができてしまいます。

▲ USB TYPE-A C ケーブルが両側USB TYPE-Aになりました。

これがUSBリンクケーブル(通信専用ケーブル)とかUSB OTGケーブルであれば問題ないのですが、

充電ができてしまうと差した機器を壊してしまうかもしれないのです。

▲ USB TYPE-Aはホスト(親)が前提として作られているようです。

USB TYPE-A – Cケーブルの場合TYPE-A側がホスト(親)、TYPE-C側がクライアント(子)になります。

ちなみにTYPE-Cはホスト(親)にもクライアント(子)にもなれます。

これがUSB TYPE-A – Aケーブルになってしまうと両方がホスト(親)になるので繋ぐ機器どうしが対応していない限りは

通信はできないでしょう。

ただ、通信に関してはそもそも双方向を考慮した仕様なので両方がホストになっても通信ができないぐらいで、

たぶん問題ないのですが、充電に関しては出力しか考慮されていないようなのです。

両方から電気が送られたらどこで衝突するのでしょうね。。

この両側USB TYPE-Aケーブルを使うと両側から電気を出力することになるはずなので

ケーブルが焼ける・USBプラグが焼ける・繋いだ機器の中の基盤が焼けるなどの可能性がでてきます。

ただの変換アダプタなので使い方を考えないと大変なことになります。

▲ 調べるとVBUS及びGNDが通じているので、充電もできそうです。

USB TYPE-C to A変換アダプタなんて使わない

わざわざ変換してまでUSB TYPE-C to C ケーブルを使うぐらいなら

100均で100円で普通に売ってあるUSB TYPE-A to Cケーブルを買いましょう。

一応、使う前提で考えてみる


▲ USB TYPE-C to C ケーブルをUSB TYPE-A to C ケーブルにできます。

一応普通に使えそうな感じはします。

このUSB TYPE-C to A変換アダプタは少し抵抗が高いようです。

▲ アダプタ単体で45mΩ程度、100均なのでこれぐらいか。

これがEmaker内蔵TYPE-Cケーブルだと


▲ Weird cable(奇妙なケーブル)モード・・・まぁ、こうなります。

ケーブルチェッカーに心配されています。。

▲ こちらが通常状態です。

こんな表示になると大丈夫か?ってなりますけど、

TYPE-Cケーブルの方にDOWN1K、TYPE-C to A変換アダプタの方にUP56Kがついているので、

この表示自体は正常ですね。

この100均のUSB TYPE-C to A変換アダプタはなぜかUSB3対応です。

袋にはUSB2.0となっていますがコネクタの色が青なのはUSB3対応の目印です。

▲ 袋にはUSB2.0となっていますがUSB3.1 TYPE-Cケーブルにてチェックすると。。

ちゃんとUSB3.0対応になっています。なぜ?

このアダプタが充電専用であればジュースジャッキング攻撃対策として有用になるのですが、

この観点から見ると無駄に高性能ということになります。

USB TYPE-C to A変換アダプタなんて使わない

USBの規定からは外れているので使わない方が良いでしょう。

とはいえ、変換アダプタって便利ですよね。

しかし規定外のものは想定外ということなので、先の例(TYPE-A to A)のような

変な使い方ができてしまいます。

USB TYPE-C to A変換アダプタ

ではなく

USB TYPE-A to C変換アダプタ

であればUSBの規定として認められているので、使うならこちらでしょう。

USB TYPE-C to A変換アダプタは、緊急時もしくは規定外と分かって使うならいいとは思いますが、

使うときは注意が必要です。