USB Type-C → Type-C & Type-C 2台同時充電ケーブルを使ってみた
100均ケーブルで変わったものを見つけました。
それがUSB Type-C → Type-C & Type-C 2台同時充電ケーブルです。
▲ 充電専用ケーブルとのことなので、通信はできないでしょう。
いわゆるY分岐ケーブルなので、通信ができてしまうとおかしなことになるので問題ないですね。
▲ 長さが20cmなので充電器やスマホが近くに集まりそうです。
2本合計で5V3Aまで充電できるらしいです
並列回路の場合、電圧は2本とも同じ5V、電流は足して3Aになります。
▲ スマホ側が同じ充電量を求める場合。
USB Type-C 2台同時充電ケーブルの素性チェック
線が短いので線自体の抵抗値は少ないと予想されます。
変則的なUSB Type-CケーブルなのでCC端子は無いと思います。
▲ ある程度は予想通りの結果になりました。
・GND+VBUS(線の抵抗値)およそ140mΩ程度
・CCランプ点灯なし
スマホ側のUSB Type-C端子に[UP56K]と56kΩの抵抗があるようなので
USB-A to Cケーブル用端子を流用している?ようです
線の抵抗値はケーブルの長さが短いのでこんなもんでしょう。
CC端子が無いのはおそらくコストカットではなく、
正規のUSB Type-Cケーブル判定されないようにするためだと思うので正解でしょう。
USB Type-C 2台同時充電ケーブルは元になっているのはUSB-A to Cケーブル
▲ 充電器側をUSB-Aに変換してUSB-A to Cケーブル相当にしてみた
やはり普通のUSB-A to Cケーブルになりました。
USB-A → Type-C & Type-C 2台同時充電ケーブルっていうのが無いので
2台同時充電ケーブル Type-C&micro USB
これの派生版だろうと推測されます。
USB Type-C 2台同時充電ケーブルで充電
PD非対応機器どうし、それぞれちゃんと充電できているようです。
※PD(Power Delivery)急速充電の規格名
充電される側の充電速度も測定してみました。
▲ 元々合計しても15Wを超えないので充電される側は普段通りの充電速度が出ています。
CC端子が無いので5Vを超えることができないので発熱などの問題はおそらくないでしょう。
USB Type-C 2台同時充電ケーブルでPD対応機器の充電
▲ PD(Power Delivery)対応機器と非対応機器を充電するとなんかおかしい
合計で15W超える機器を繋いだつもりだったのですが、さっきより少ない。。
その原因はPD対応機器側でした。
▲ CC端子がないので最低限の充電しかできないようになっているようです。
CC端子がないケーブルはPD対応機器側で充電速度を最低限に制限しているようです。
CC端子がないということは、何らかの方法で無理やり繋いでいる可能性があるため
元々、USB規格として規定されている充電速度に設定しているのでしょう。
Type-C → Type-C & Type-C 2台同時充電ケーブルのまとめ
ちょっと古めのUSB Type-C機器などPD対応していない機器を2台まとめて充電できるケーブルです。
規格外ですが、変換アダプタをつかって充電器側をUSB Type-Aにしても問題なく充電できそうです。
ただし、充電される側は変換してもType-B(Micro-USB)までにしましょう。
3本ともUSB Type-Aにしたら見た目は面白いですね。
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