超急速60WPD対応充電対応USB Type C 延長ケーブルは使えるが、注意点も。
これからのiPhoneシリーズはおそらくずっとTYPE-Cとなるので
用途として思いつくかもしれませんが、USB Type Cの延長ケーブルはUSBの規格としては認定されていません。
そもそもType-Cを変換するようなアダプタは規格違反です。
▲ 前にも載せたType-C → Type-Aアダプタも違反です。
なのですが、普通に存在しているし売ってるんですよね。。
しかも100均にまであります。
超急速60W PD対応充電対応 USB Type C 延長ケーブルをチェック
100均に売ってる「超急速60W PD対応充電対応 USB Type C 延長ケーブル」ですが、
規格としては認められていませんが、ちゃんと使えるならまぁ、使いましょう。。ってことで・・・
ちゃんと使えるのか検証します。
60W対応で「超急速」は今となっては言い過ぎですよね。
超急速60W PD対応充電対応 USB Type C 延長ケーブルの素性チェック
▲ 基本となるこのTYPE-C to Cケーブル(eMarkerなし)を延長します。
▲ 1Mで120mΩ程度なので悪くない・・・良いですね。
延長ケーブルが充電専用なのでVBUSとGNDそしてTYPE-C to Cケーブルの証しであるCCの3カ所のみ点灯しています。
高速通信のUSB3.2ケーブルですが、通信線がないので関係なくなりますね。
CC端子が生きているので、普通のTYPE-C to Cケーブルとしての振る舞いをしそうです。
▲ 次はこのTYPE-C to Cケーブル(eMarkerあり)を延長します。
▲ 当然ですが、VBUSとGNDそしてCCの3カ所のみ点灯。eMarkerありの判定です。
USB2.0ケーブルですが、通信線がないので関係なくなりますね。
こちらもCC端子が生きているので、普通のTYPE-C to Cケーブルとしての振る舞いをしそうです。
TYPE-A to Cケーブル(eMarkerなし)を延長します。
▲ そもそもTYPE-A to CケーブルにeMarkerはついていません。
▲ 延長ケーブルが充電専用なのでVBUSとGNDの2カ所のみ点灯しています。
延長することで通信はできなくなりましたが、それ以外は変わらないと思われませす。
超急速60W PD対応充電対応 USB Type C 延長ケーブルの充電チェック
パッケージにも書いてありますが、60W超対応のケーブルは使えません。
▲ 60W以上のeMarker内蔵ケーブルとはご使用いただけません。だそうです。
使えないと書かれていますが、物理的には繋がっているので充電できそうですが・・・
eMarker内蔵100W対応ケーブルを延長して充電してみました。
▲ 何度やっても充電できません。
おそらくですが、eMarkerの情報(通信線あり)と現状(充電のみ)が異なるので安全をみて
電力供給をしないようになっているのだと思われます。
eMarkerなし(60Wまで)ケーブルを延長して充電してみました。
▲ 無事60W相当で充電できました。
ちなみにeMarkerのない、USB TYPE-C to Cケーブルは60Wまで充電してしまいます。
(充電器・充電する機器が対応している必要あり)
この延長ケーブルは60W対応しているので問題ないのですが、延長元のケーブルも60W対応をうたっている
ケーブルを使った方がよいでしょう。
TYPE-A to Cケーブルで充電してみました。
▲ このスマホだとこれが普通。。
▲ 同じように充電できていると考えてよいでしょう。
パソコンの方がTYPE-A to Cケーブルでの充電に対応していないのでスマホを使っています。
超急速60W PD対応充電対応 USB Type C 延長ケーブルをチェックした結果
普通に延長することを目的にするなら問題なく使えそうです。
そもそもですが、規格外なのは間違いないので延長せず必要な長さのUSB Type C to C ケーブルを使いましょう。
USB Type C 延長ケーブルの中にはもう少しコストをかけたものだと100W対応のケーブルもあります。
延長元のケーブルと同じ結線だと普通に使えてしまうはずです。
調べた限りだとちゃんと「USB2.0(USB 5Gbps)は規格上、延長が認められていません。」などの記載がありましたけど。。。
それを分かったうえで使ってくださいということです。
無理やり他の使い道を考えるならセキュリティ対策で、というのもありかもしれません。
どこかの施設などの充電スポットで充電することもあるかと思いますが、そういう時にこの延長ケーブルを使えば、
通信線が結線されていないので、怪しい施設で充電用のUSBを使ってもデータを抜かれる心配がありません。
いわゆるジュースジャッキング攻撃対策です。
そんな危険な充電USBスポットが日本にあるかどうかは知りませんけど。。。
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