同じ構成でWindows10とWindows11でどれぐらい性能差が出るのか?

Windows10の賞味期限がそろそろ切れます。

2025年10月14日でWindows10のサポートが終了します。

一応、条件付きで「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」を利用することも可能です。

その場合は2026年10月13日までになりますが、それでも更新されるのはセキュリティ対策だけです。

機能の更新はありません。

「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」の使用条件は

きちんと最新版のアップデートをしていること。

Microsoftアカウント(管理者)を使ってWindowsバックアップを使用し、

バックアップ設定をクラウド(OneDrive)に同期させる。(無料の範囲でOK)

この2点(Microsoftアカウントを含めると3点)をしておく必要があります。

もしくはMicrosoft RewardsポイントでESUの権利と交換するか。。とのことですね。

Windows10が出たときは、「最後のWindows」という触れ込みだったのにね。

結局、新しいWindowsでましたね~ まぁ、10年は続いたとはいえ・・・いいけどね。

Windowsは変えなくてもハードは変えているので

うちの場合はデスクトップパソコンもノートパソコンも気が付いたらWindows11環境になっていました。

物欲とは恐ろしい。。

それでもデスクトップパソコンの方は更新時期が開いてて、一個前がcore i5-7500でした。

今回でやっとWindows11の正式環境になりました。

今回、組んだPCはもちろんWindows11で運用していますが、同じ構成でWindows10で使うと

どうなるのか、気になったので試してみた。

というか前に試していたのをやっと載せる感じなのですけどね。

ざっくり構成

種類 名称 容量など
CPU AMD Ryzen 7 7700 8-core 16-Threads
メモリー DDR5-5200(2600MHz) 32GB
マザーボード MAG B650 TOMAHAWK WIFI
グラフィックボード GeForce RTX 3060 12GB
SSD crucial T500 CT1000T500SSD8JP 1TB(Cドライブ)NVMe
SSD EXCERIA PLUS G3 SSD-CK1.0N4PLG3N 1TB(Eドライブ)NVMe

WindowsUpdateはどちらもその時の最新状態で比較しています。

まずはSSDの比較から

Cドライブ crucial T500(1TB)の場合。左がWindows10、右がWindows11

▲ これは誤差範囲ですよね。同じと言っても過言ではないでしょう。

Eドライブ EXCERIA PLUS G3(1TB)の場合。 左がWindows10、右がWindows11

▲ これも誤差範囲ですよね。同じと言っても過言ではないでしょう。

これらの数値ですが、SATAのSSDと比べるとすごい差があります。

SATA-SSD EXCERIA SSD-CK960S/J(960GB)これはWindows10での数値

▲ 表示容量が少ないのは低容量のHDDからのクローン直後の為です。

規格がガラッと変わると速度はこんなにも変わるんですね。

データの読み書き速度に関してはWindows10でもWindows11でも差がないといえるでしょう。

CPU処理速度は変わる?

CINEBENCH R23で比較してみました。

Windows10の場合

▲ シングル1936pts マルチ19252pts

Windows11の場合

▲ シングル1934pts マルチ19722pts

シングルは誤差範囲、マルチは若干windows11の方が高い(これも誤差?)ぐらいでしょうか。

これは余談になるけど

シネベンチR23 Corei5-7500で測定した結果

▲ シングル1008pts、マルチ3720pts なんでしょう、この数値。。

今までありがとう。

このCPUは結構長い間、メインで使っていたんだけどね。。。

ゲーム性能はどうだろう?

ゲームベンチマークといえばFFXIVベンチマークでしょう。

まぁ、グラフィックボードがGeForce RTX 3060 12GBの時点で重量級ゲームはちょっとキツい

Windows10の場合(GeForce RTX 3060)

▲ SCORE 15583 < 非常に快適 >

かつてのミドルクラスグラフィックボードだとこのぐらいでしょう

Windows11の場合(GeForce RTX 3060)

▲ SCORE 15978 < 非常に快適 >

これも誤差範囲でしょう。。

ちなみに
Windows10の場合(AMD Ryzen 7 7700 内蔵グラフィック)

▲ SCORE 2314 < 設定変更を推奨 >

おまけグラフィックなのでこんなものなのでしょう。

動くだけでも大したものです。昔の内蔵GPUならゲームなんて動きもしなかったでしょう。

Windows11の場合(AMD Ryzen 7 7700 内蔵グラフィック)

▲ SCORE 2318 < 設定変更を推奨 >

Windows10での測定で分かってたので期待してませんでしたが、ある意味期待通りですね。

でもこれはVRAMが4GBなのが原因なのかとちょっと気になったのでBIOSから8GBに設定

▲ SCORE 2321 < 設定変更を推奨 >

VRAMうんぬんの話ではなかった。。。。そもそもの処理能力が問題のようですね。。

比較するのもおかしいが、core i5-7500(& Radeon HD 7750) の場合

▲ SCORE 3289 < 設定変更を推奨 >

古いとはいえ一応、外付けグラフィックボードなので・・・何とか内蔵GPUには勝利です。

ただし、AMD系のG付(8700G等)CPU(APU)が相手なら負けます。

まとめ

今回の比較ではWindows10とWindows11の差はそれほどないような結果ばかりでした。

昔みた記事ではWindows11のだと性能が上がるから乗り換えましょう。みたいなのを見たことあります。

それを期待していたのですが、うまくいきませんでしたね。

性能差がないのであれば、Windows11のほうがこれかも機能の更新があるのでいい気がします。

つかっているアプリがWindows11に対応していないなどの事情が無ければ更新してしまいましょう。