EXCERIA SATA SSD-CK480S/JはHDDからの置き換えに良いかも
最近、SSDの値段もお手頃になってきています。
そんなSSDの中でも安いと思って、買ったのが
スペックを見る限りでは普通のSATA SSDなのですが、
実際のところはどうなのでしょう。
キオクシア SSD-CK480S/Jの外観
▲ 入っているのはシンプルでSSD本体と説明書・保証書です。
表面は全体にシールを貼ってあるので気付かなかったけど、裏側を見て思い出しました。
▲ CSSD-S6T240NMG3Vです。これと同じですよね。。。
まぁ、当たり前ですが同じ本体を使っているようです。
キオクシア SSD-CK480S/Jのスペック
定番SSDのMX500 CT500MX500SSD1/JPと比べてみました。
SSD-CK480S/J | Crucial MX500 CT500MX500SSD1/JP | |
容量 | 480 GB | 500 GB |
規格サイズ | 2.5インチ、7mm厚 | 2.5インチ、7mm厚 |
インターフェイス | Serial ATA 6Gb/s | Serial ATA 6Gb/s |
フラッシュメモリータイプ | BiCS FLASH™ TLC | 3D TLC NAND |
読込速度 | 555 MB/s | 560 MB/s |
書込速度 | 540 MB/s | 510 MB/s |
ランダム読込速度 | 最大:81,000 IOPS | 最大:90,000 IOPS |
ランダム書込速度 | 最大:88,000 IOPS | 最大:85,000 IOPS |
多少前後していますが、同程度と考えてよいでしょう。
キオクシア SSD-CK480S/J VS Crucial MX500 速度比較
実際に測定してみました。
▲ CrystalDiskMark 8.0.4にて測定しました。(左:キオクシア 右:MX500)
システムドライブなので、速度は少し遅めになっているみたいですが、
おおむね、スペックから想像できる通りですね。
他のソースからキオクシアはSSDのSLCキャッシュが少なく大容量転送には向いてないとか。
実際に大容量のファイル(約15GB)を用意してコピーすることで調べてみました。
▲ EXCERIA SATA SSD-CK480S/J
▲ Crucial MX500 CT500MX500SSD1/JP
これが見たかった。これが15GBファイルにした理由です。
Crucial MX500の方は、全域でほぼ同じ速度を維持しているのに対して
SSD-CK480S/Jの方は、最後の方で息切れしています。
これはSSD-CK480S/JのSLCキャッシュは10GB程度らしいので、
それを超えた辺りで息切れしたのだと思われます。
ちなみにCrucial MX500のSLCキャッシュは28GB程度らしいです。。
Crucial MX500と比べると性能は劣ると判断できますが、
そのぶん値段が安いのでコスパは悪くないのではないでしょうか。
キオクシア SSD-CK480S/Jのまとめ
総括すると500GBクラスSSDとしてはコスパが良いという印象を持ちました。
それでも地力の差があるので1TBクラスで両者を比較するともっと差が開きそうです。
SATA-SSDの定番とも言えるCrucial MX500を比べると
一段性能が劣る結果となりましたが、それでも普通に使う分には
この結果ほどの差は出ないのではないでしょうか。
SSD-CK480S/Jを選ぶ理由としては、
とにかく安いのとキオクシア(旧東芝メモリ)のブランド信頼性でしょうか。
実際の耐久性は正直わかりませんが、保証期間も3年ありますので心配する必要はなさそうです。
最近ではM2規格のSSDが出て速度も段違いに速かったりしますが、
元々SATA接続しかできないような古めのノートパソコンやデスクトップパソコンなどの、
アップグレードには最適解だったりします。
Crucial MX500もそうなのですが、HDD搭載のパソコンからSSDに載せ替える選択肢の
有力候補としてアリではないでしょうか。
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