100均USB Type-C to Cケーブルの選び方
iPhoneシリーズもUSB Type-Cに替わったことで注目を集めているでしょう。
そこそこ歴史もあるUSB Type-Cですが、そのおかげで色んなケーブルが出てます。
どのケーブルを選んだら良いのか、分からないぐらい多いです。
しかもPD(Power Delivery 急速充電)対応なども出てきてますので、余計ややこしい。
充電だけに関して言えばUSB Type-A to C ケーブルならそれほど気にしなくても良いのですが、
Type-C to C ケーブル の場合はそうもいきません。
よく目にするであろう100均で見てみましょう
高速充電・通信ケーブルType-C >> Type-C
USB Type-C 対応機種と繋ぐ
高速充電・通信ケーブルType-C >> Type-C
▲ ケーブル長さ1m 2.4AまでOK
DAISOブランドの100円ケーブルです。
これは私の経験則ですが、この手の縛り方をしているType-Cケーブルは良くない物が多いです。
PD対応の記載はないので対応してはいないです。。
しかしその気になったら・・
このケーブルの素性チェック
▲ 通信はUSB2、抵抗値はまぁ、こんなもの? 出るべき表示がない。
・GND+VBUS(線の抵抗値)208mΩ
・CCランプ点灯
出るべき表示は「SHELL-GND SHORT(A&B)」
これが出ないUSB Type-C to C ケーブルは規格外です。結線が足りていません。
2.4Aまで大丈夫となっていますが、iPhone15シリーズだと見た感じ9V x 2.2A =約20W とか
14V x 2.0A = 約28Wの充電速度(私は持っていないので未検証)なので、大丈夫かもしれませんが、
android系だともっと強力なのがあるので危険かも。
機器から充電器まで対応している必要がありますが、最大で20V x 3A = 60W までは充電しようとします。
おそらくですが、このケーブルは昔からあるので5V x 2.4A = 12W 程度の想定しかしてないと思います。
2.4Aで高速充電と記載している辺りが証拠になるかな。
PD対応していないような機種を充電するならそこまで気にしなくていいけど・・・
最大 20V x 3A まで流れる可能性を考えるとチカラ不足を感じます。
最低でも3Aはクリアしておきたい。
次にこのケーブル
充電・通信用ケーブルType-C to Type-C
充電・通信用ケーブルType-C to Type-C PD対応 最大60W
過熱防止機能搭載 強靭タイプ
▲ ケーブル長さ1m、20V x 3.0AまでOK、過熱防止機能搭載。
こちらは200円だからなのか色々性能が上乗せされています。
比較的新しい製品なのでしょう。60W対応で「高速充電」ではなく「充電」となっています。
真偽のほどはわかりませんが、強靭らしい。。触った感じは確かに丈夫そうです。
このケーブルの素性チェック
▲ 通信はUSB2、抵抗値はすこし高めかな? 規格に沿ったちゃんとしたケーブル
・GND+VBUS(線の抵抗値)263mΩ
・「SHELL-GND SHORT(A&B)」
・CCランプ点灯
これぞ「THE USB Type-C to Type-C」です。
▲ コネクタの中が黒い方(写真では上側)に過熱防止チップがあるらしい。
差はないかもしれませんが、このケーブルは黒い方を充電器側にした方が良いかもしれませんね。
充電・通信用ケーブルType-C to Type-Cのまとめ
おそらく発売時期が違うのと価格も違うので比べるのはどうかと思いましたが、
USB Type-C to Type-C ケーブルを100均で買うときは先のことも考えて60W対応というのを
キーワードにした方がいいように思います。
あと、経験則ですが、ケーブルの束ね方も気になるところです。
今持っているスマホなどの機器がPD60W対応していなくても次に買う機器はPD60W以上に
対応している製品を買うかもしれません。
その時に充電ケーブルも併せて新調するなら良いですが、使いまわすことがあるのならケーブルは
PD60W対応しているものがよいでしょう。
※ 60Wを超える場合はE-Markerチップが必須となり、このチップで給電能力が設定されるので、
問題が起きにくいようになっています。
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