ダイソーからUSB Type-C 100Wケーブルが出てました。

2023年2月2日

ダイソーからUSB Type-C 100Wケーブルが出てました。

330円ですが、とうとう100W充電ケーブルまで100均に並ぶ日が来たのですね。

というわけで検証も兼ねて買ってみました。


こちらは充電能力が60W超えてるので

eMarkerが搭載されていることが必須になるのですが、

パッケージにもちゃんとeMarker内蔵と書かれています。

とりあえず安心ですね。

素性の確認

USB CABLE CHECKER2で調査

USB2.0なので通信速度は遅いですが、基本的には充電用なので問題なし。
・GND+VBUS(線の抵抗値)193mΩ
・[DOWN1K/E-MARKED]表示
・[SHELL-GND SHORT(A&B)]表示
・CCランプ点灯

PD対応TYPE-Cケーブルの必要要件をきちんと満たしたケーブルです。

充電能力の確認


▲ 19.5V 4.72A 92.17W

PD100W時は20V/5Aなので、きちんと出力されていると言っていいでしょう。


▲ 19.6V 3.36A 66.03W

充電残量によって出力は調整されるのですが、それでも60W超えることが多いです。

充電残量が少ないうちはこの辺りの数値でした。

他の100W充電ケーブルと同じような挙動なので問題ないと判断しました。

耐久性については買ったばかりなので、よくわかりませんがしっかりしているとは思います。

余談

100均のTYPE-C to Cケーブルですが、パッケージには

5V/3A対応・PD非対応と書いてありますが、

▲ 20V/3Aまでは流れてしまいます。

これは、きちんとTYPE-C to Cケーブルの要件を満たしたケーブルであればこうなるはずです。

具体的にはUSB CABLE CHECKER2で見たときにCCランプが点灯する場合です。

ケーブルとしては5V/3Aまでしか保証しませんという判断で良いと思います。

通常、許容電流で3Aまでいける電線は20Vぐらい問題なさそうなのですけどね。

コネクタ部分がそこまで想定してしっかり作っていないのでしょう、

最近多くなってきた急速充電(PD)対応のスマホには使わないほうがよいでしょう。

まとめ

330円とはいえ、100円ショップに100W対応のType-Cケーブルが並ぶ日がとうとう来ました。

耐久性は正直わかりませんが、それでもケーブルの耐久性が怪しくなってきたら買い替えるという手段を

使うのも気が楽になりました。

60Wケーブルの時は少し背伸び感がありましたが、こちらのケーブルは少なくとも

TYPE-C to Cケーブルの要件をきちんと満たしたケーブルでした。

現状のUSBデバイスにおける電源供給規格「USB Power Delivery Revision 3.0」(USB PD 3.0)に

おいての最高電源供給をできます。

発表済みの「USB Power Delivery Revision 3.1」(USB PD 3.1)対応製品も出てきています。

これらが普通になってきたら100円で100W対応ケーブルも買えるようになってくると思います。

そうなると逆に怪しいケーブル(eMarker付が必須の為)が駆逐されるかもしれません。

何だか楽しみですね。